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 2009年3月・志摩スペイン村インパ日記

訪問日2009年3月24日

今回の春休みはですね、とりあえず、今までに乗ったことのないコースターに乗りに行きたい!!
と思いまして。どのコースターを選んだかと言うと、「ピレネー」です。

なぜピレネーを選んだかと言うと、とにかく、ぶん回されてみたかったからです。

「ピレネー」は、合計6つのループ系エレメントがあり、とにかくスリル的な満足度は高いんです。
これだけ、ぶん回されてみたかったのです。

管理人は今まで、ループ系のコースターと言っても、せいぜい、1つの機種に1つの垂直ループであったり、
ハートラインロールであったり、それほど激しいものに乗ったことはありませんでした。

そして、恥ずかしながら管理人は、今までインバーテッドコースターに乗ったことがなく、
インバーテッドにも乗りたかったからです。

そして、もう一つの目的が、写真を十分すぎる程撮り、動画撮影をかじってみることです。
その目的も今回達成することができました。

乗車感想のページを作る時に、毎回のように、写真不足にあえいでいるので、今回は十分すぎる程撮ってきました。

と言うわけで、個人の気ままな旅行ですが、インパ日記書いていきます。

 スペイン村へ向かっていく

 かなり得なきっぷ

先に言っておくと、今回のインパでかかったお金は、\9500ほど。お土産を買わなかったらもっと安く済みます。
正直、四日市からスペイン村まで行くのに、これだけの金額で行けたのは、それなりの理由があるんです。

ひとまず、近鉄(近畿日本鉄道...名京阪奈圏に路線がある私鉄)に感謝しようと思います。
近鉄は、お得なきっぷとして、「パルケエスパーニャ フリーきっぷ」なんてものを販売しています。
このきっぷは、近鉄全線4日間乗り放題きっぷ(特急以外)・発駅着駅間の往復特急券・スペイン村の最寄駅からスペイン村への往復バス券・そして、スペイン村のパスポート引き換え券がすべてセットになった、かなりお得なきっぷです。
これだけセットで、中高生\7000と言うのだから、破格の値段だと思います。

純粋に、四日市発でも、通常で、そのセットになっている金額を出そうとすると、\10000くらいはかかります。
名古屋や難波発でも料金は変わらないため、その場合ならば、もっと得になります。

当然、管理人も、今回のインパで、そのきっぷにお世話になり、これだけの値段でスペイン村に行けたんです。

 スペイン村へ向かう...

とりあえず近鉄四日市駅に着く。
特急が出発するまでまだ時間があるので、街をぶらぶら。
といっても、早朝なので、人はまばら。あらためて思います。ちょっとさみしい街だなぁと。

特急の出発時間が迫る。とりあえず友達と合流し、ホームへ。
行きの特急車両は、アーバンライナー。やっぱり、オレンジ系の特急車両より、こっちの方が個人的には好きです。
※ちなみに、オレンジ系の車両は、反対側のホームに止まってるやつです。(ビスタカー)

三重県の車窓から...
四日市からスペイン村最寄駅の鵜方駅までは、1時間40分程で着きます。
ちなみに、右側の写真に写っているのは鳥羽水族館です。

ここらへんの近鉄の路線は、伊勢を過ぎたあたりから、海がかなり近くなるため、良い眺めを見ることができます。
しかし、路線的に待機路線が少ないため、特急の進みが極端に悪くなります。

もう少しで鵜方駅に着く...
当日は、天気予報で、風速が4(m)〜5(m)ほどと言われていたので、ピレネーが運休しないか心配でした。
そして、鵜方駅に着く少し前...車窓から見える景色の中に、明らかに目立つピレネーを目視で確認。

動いてるかな... ... ...
うぉ〜!!動いてるじゃないすか!!
ピレネーは丁度、終盤のキャメルバックを超えているところでした。(その時は、開園して少し時間が経った時です)

にしても、車内はガラガラ。特急に乗ってすぐは、ほとんど満員だったのに、伊勢や鳥羽でほとんどの人が降りていったようです。

鵜方駅に着いた。
なんか、降りてきたほとんどの人々が、スペイン村へ...って感じの雰囲気です。
駅舎は新らしくて、少し大きい方でした。
しかし、こんなに利用客少ないんだから、(と言えどもほどほどいますが)、もう少し駅が小さくてもいいのになぁと思いました。

帰りの特急券を交換し、鵜方駅前からスペイン村行きのバスに乗ります。

春休み期間なのか、バスは臨時バスになっていました。
12分程でスペイン村着です。
いざ、目前にせまってみると...ピレネーはやっぱり美しいです。
そして、調度良さげな大きさなのもGOODです。

そして...着きました。スペイン村に。前向きにゲートを眺め、横を向くと...

かなり迫力ありなコブラロールがあります。そして、その隣には...

垂直ループと水平ループがクロスしているエレメント!!正式名称あるみたいですが、忘れました。
※後々知りましたが、「インターロッキングループ」と言うみたいです。

 スペイン村の3コースターを巡る

そして、入園しました。が、人が少ない!!
しかも、天気は快晴。風もほとんど吹いていない。
これをコースター日和と言わずして他になんと言うんでしょうか。

入園してすぐ。足はすでに、ピレネーへと向かっていくのであった...

そして、ちょっと待つかな、と思いながら、ホームへ向かうと...
人が全くいないじゃないですか!!
当然ながら、回ってきたライドに乗ります。待ち時間はたったの5分。
その上、一番前の車両をGET。こんなに良い条件が揃ったのは、久しぶりです。

「ピレネー」初乗車の感想は、また今度乗車感想で詳しくしようかと思いますが、簡単に言うと...
スリル度的に、確実にお腹一杯になると言うことです。

管理人としては、久しぶりに、スリル度が満足できるコースターに出会いました。
今まで、スチールドラゴンやHDRなど、爽快感を重視したコースターには乗ってきましたが、
大きなスリルを感じることは、あまりありませんでした。

数か所、ガクッとした揺れや動きがありますが、エレメントの割に、全体的な乗り心地は良いため、
非常にぶん回されても気持ち良いです。

管理人的には、このようなスリル強のタイプも好きになりました。
正直言って、今の時点で、爽快感重視リラックスマシンか、スリル重視ストレス発散マシンか、
どっちが良いかと聞かれたら...
選べる気がしません。リラックスした後に、ぶん回されたいなぁ〜なんて感じにも思います。

もし、このスペイン村に、生粋のキャメルバックコースターが1台あったなら、絶叫好きがもっと来ていただろうと思います。

次に、グランモンセラーにも乗りました。
こちらは、ファーストドロップ直後のGがかなりきつめですが、
純粋なバンクカーブが味わえたり、水面ギリギリターンや、水平ループがあったりなど、
コースター本来のスリルと気持ちよさが味わえる絶叫マシンです。

そして、マタドールもはしご。
これは、内装は中途半端だし、コースはガクガクしていて、容赦なしにハーネスに頭をぶつけるし、
その悪めの乗り心地はかなり体力消費が激しいです。まぁ、三精輸送機の責任にしておきます。

いくら屋内とは言え、世界のMack・B&Mと、三精輸送機が肩を並べるのは、
かなり違いが分かりすぎてまずいことだとは思います。


入園していきなり、3つのコースターをはしごした訳だが、その全てで言えたことが、
待ち時間が10分以内で済んだと言うことです。

待ち時間が短いので、ほとんどストレスなく、いろいろ乗っていくことができます。

 とりあえず他のアトラクションを...

とりあえず、ウォーターライドの「スプラッシュモンセラー」にも乗りました。

「スプラッシュモンセラー」も、また詳しい乗車感想を書こうと思いますが、
以外とこれは後ろが濡れるんですね。後ろの席に乗ったため、この類のウォーターライドの割には濡れました。

そして昼食...

レストラン「アミーゴ」でカレーを。\850...結構高かった。
後から思ったのが、チュロスやコロッケなんかを2つ3つぐらい食べた方が、満腹感あるし、安くすんだなぁと言うこと。
今度のインパから気をつけよう。

まだまだ有り余るほど時間があるので、ここで、一旦写真タイム。

これだけじっくりとピレネーを眺めたのは、初めてです。
ピレネーは、結構な数のピッチ(地面のくぼみ)が多用されていること、意外と接近して撮れる場所が多いこと、
今まで、こんなにのんびりとコースターを見たことはなかったので、とても良い経験でした。

結構な数の写真を撮ってから、次は、「アドベンチャーラグーン」へ向かいました。
「アドベンチャーラグーン」は、パークの一番奥に乗り場があるため、結構歩きます。

しかし、ここで、とある移動手段が役に立ちます。

写真に写っているのがそれです。

ぱっと見、これがエスカレーターだとは思えないと思います。

スペイン村は、エスカレーター1つにしても、これだけの演出をしてしまうんです。
しかも、ミュージックもかかってました。

余談ですが、このエスカレーター。TPRでかなりロブさんとエリサさんがはしゃいでました。

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動画の4分くらいの所を見てみてください。
このエスカレーターの凄いのが分かってもらえるかと思います。

 アドベンチャーラグーン

エスカレーターでパークの奥の方へ向かうと、アドベンチャーラグーンの乗り場はすぐそこです。

このアドベンチャーラグーンですが、船のライドに乗り、水上を進んでいくアトラクションです。
巻き上げにより屋内へ入ると、その中で様々な演出があり、ドロップと共に屋外へ出る。
と言うような感じです。

管理人が撮ったオンライドムービーです。
話声が入っているのと、ドロップ直後にカメラが下がったのは気にしないで下さい。
まぁ、アトラクションで本格的に乗り撮りしたのは、今回が最初です。

また、今後、乗り撮り動画を載せようかと思います。
写真や動画のような笑える演出もあって、のんびりさと冒険さ、そして笑いを感じます(笑)
内容の緩急がはっきりしていて、内容の濃さもばっちりです。

アトラクションの質は、こんな風にどれもちゃんとしているのになぁ...
なんでお客さんもっと来ないんでしょうかねぇ... やはりレジャーの多様化が原因かな。

 パークの雰囲気とパレード

パークの奥の方は、パークの中心部よりもアトラクションが少ないため、またパーク中心部へ戻ります。

パーク中心部とバークの奥を繋ぐルートは2つあります。

ひとつは、上で書いたエスカレーター。もうひとつは、写真に写っている、サンタクルス通りです。
かなりスペインっぽい雰囲気出てます。管理人的には、パークで一番、スペイン村だぁ!!と思える場所です。


また、パークの中の栄えている方に戻ってきました。
ピレネーを2回連続で乗ったら、体力的に結構消費してました。
でも、満員のピレネーも体験でき、少人数より、やっぱりGのかかり方が、全く違います。

ちょいちょい体調不良だったため、やっぱり、パーク内をのんびりと散策することに。
ついでにまたまた写真を撮ってしまい...
今回のインパで撮った写真は、コースターの写真も多いですが、パーク内の写真も多いことに気がついたり...

散策中に丁度パレードがやってました。
人少ない割になぁ...すごい金賭けてようなパレードやってくれます。
スペイン村は、ほんとにテーマパークの中のテーマパークって気がして、好きです。
多分、リピーター率は、TDRやUSJにも引けを取らないと思います。

 動画撮影に挑戦

グランモンセラーやマタドールなんかの軽めのコースターに乗りつつ、
コースターの写真も、またまた大量に撮りつつ...

そして、ピレネーのオフライドムービーを、この時に撮りました。
1ヵ所で撮っても、ピレネーは横に長いため、どこか隠れて見えない所がでてしまいます。
ですから、2ヵ所で撮って、見えない部分が無いようにする。

2ヵ所で撮ったムービーを編集して、まとめれば、完全なオフライドムービーが出来上がります。

なんか自分だけで見るのももったいない気がしたので、youtubeのアカウント取得...

で、ちょっと題名などを加え、アップロードした動画が上のものです。

全体的に近くで映せているオフライドムービーだと思います。

 意外な会社が作っていた汽車

ちょいちょい体調不良のため、あんまりコースターに乗る気がしなかったので、
「フィエスタトレイン」とか言う汽車にも乗ることに。

この汽車ですが、グランモンセラーの近くを通っていくため、写真を撮るのに最適でした。
しかし、失敗作多し...残念...

こんなものもありました。やっぱり、スペイン村は、こう言うほのぼのしている所が良いです。

そしてこの汽車ですが、実は、前の機関車を見てみると、アメリカのChance Rides社製と書いてありました。
この会社は、スチドラを作ったことで有名なD.H.Morgan社と合併した会社で、合併後の社名は、Chance Morgan社となっています。

 意外にハマるシューティングライド

初めてやりました。スペイン村の「アルカサルの戦い」

もう、ライドみて一発で分かりました。
「スコーピオン」と同型だって。

「スコーピオン」は、鈴鹿サーキットにあるシューティングライドです。

「アルカサルの戦い」「スコーピオン」共に、ゲームシステムは同じ。
赤い的を狙い、打っていって、当たった回数に応じて、点数が加算されていくシステム。
しかも、ゲーム部分の内装はほとんど一緒です。

名前と外装、そして内装が少し変えてあるだけって感じです。

同じ型とは言え、4年程前に鈴鹿サーキットでやって以来です。
果たして腕は上がっているのでしょうか...

なんと45000点超え!!
鈴鹿サーキットでやってた時は、その半分くらいしかいかなかったのに...
なぜ腕が上がったんでしょうか...
多分、コツを覚えたんだと思います。

より高得点を目指すため、3回連続でやってしまった...
まだ自分って子供だなぁ...と思う。

にしても、最高得点は97000点程だとさ。
よくこんな点数取れると思います。多分、神級に極めてる人なんだろうな。
「シューティングライドヲタ」...そんなんいるんでしょうか。

まぁ、同世代からしてみれば、「コースターヲタ」も全く理解されませんが...(笑)

 しめの1回、そして帰路へ

結局最後まで体調不良を引きずりながら、やっぱり、もう1回ピレネーに乗っておこうと思い、乗車。
やっぱり、ピレネーはぶん回してくれます。
乗車後も、結局体調不良は変わらず...

その乗車した時に、中学生らしき女子集団がいたのですが、
耳にはさんだ話が、「見た目怖そうだったけど、意外と乗れた〜」なんて仲間内で話してたみたいです。
多分、あんまり絶叫マシン好きでない人が、初めてピレネーに乗ったんだと思います。

そう言う感覚から、絶叫マシンって好きになるものです。
ぜひ、絶叫マシン好きになってもらいたいものです。
ゲームやギャンブルなんかより、明らかにストレス発散度高いですから。

夕方のピレネーを眺めつつ、帰路に着きます。

不思議に思ったのが、パークから離れたくない感じが感じられなかったこと。
でも、また来ようかと思うこと。

即ち、今日は一日、満足したインパだったと言うことです。

こんな感覚も久しぶりです。
多分スペイン村は、テーマパークとして見てみて、USJやTDLよりも好きな存在です。
ゆったりするインパも良いもんだと、思いました。

また、バスで鵜方駅へと向かいます。

コンビニ弁当を買い、特急に乗ります。
体調不良は、特急に乗っているうちに、治っていきました。
あらためて思う。満足のいくインパだったと。

 帰ってきて思うこと

とにかく絶叫的にはお腹いっぱい、の上に、かなりのんびりとできました。

テーマパークとしての質も良い、スタッフの態度も最良(某○ちゃんねるで叩かれてましたが...)
絶叫好きでない一般人から見てみたとしても、非常に良いテーマパークだと思います。

でも、なぜ集客力が弱いのか?需要に対して供給過剰なのか?
それはやはり、立地の問題と、知名度の低さだと思います。

しかも、ピレネーなんて言う、絶叫マシンファンから見てみれば、非常に輝かしいマシンがあるのに、
一般の方々はそんなこと知るすべもありません。
もしかして「ピレネー」は、日本よりも海外の方が知名度高いかもしれません。
全長1234(m)、インバーテッドコースターでは世界最長だと言うのに。

やはり、マネジメントが肝心です。
これだけ絶叫マシンが揃っているんですから、そっちの方もしっかりと宣伝すべきです。
そして、今以上の、パックツアーの充実ですね。

スペイン村親会社である近鉄は、地方の私鉄だとしても、近鉄グループの「近畿日本ツーリスト(knt)」は、全国区です。
そのような所にも、スペイン村を押す術はあるはずです。
リピーター率は高いのです。ただ、1回目がなかなか難しいのです。

いずれにしろ、今後も長く続いてほしいパークだと思います。
経営は難しい状況だとは思うのですが、近鉄の全面バックアップを期待します。

今後の発展に期待したいと思います。


最終更新日:09/04/03

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