コースターデータ | |||
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最高高度 | 14(m) | 最高速度 | 45(km/h) |
走行距離 | 370(m) | 製造会社 | Mack (Germany) |
走行時間 | 約1分28秒 | 安全装置 | 2人共用T字バー 非巻取式シートベルト |
車両構成 | 4人乗り(2列)×1両 | 定員 | 1編成4名 |
レール構造 | 鉄製パイプレール | 初期動力 | チェーン式巻き上げ |
料金 | 1回\400(フリパ可) | 年齢制限 | 9歳〜54歳 |
コースター概要説明 | |||
世界中に多く存在するMack社のワイルドマウス。片側だけを見れば。 上の画像を見ても分かる通り、このワイルドマウスは、同じレイアウトのコースが左右対称に2つ並んでいる。 その点は日本国内では珍しい。実際、夏やGW・年末年始などの繁忙期は、2つ同時に稼働し、なかなかの客さばきである。 2つ稼働しているときは、どちらか空いている側に乗車すればいいため、乗り回る際の効率もよい。 コースは、前半のマウスパートだけでなく、適度なドロップなどもあってまとまりがある。 各場所に設けられているブレーキもかなり強いもので、非常に「ワイルド」で緩急のあるワイルドマウスだと言える。 |
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ムービー | |||
入り口・ホーム
入口は、ダブルワイルドマウスなので、左右対称に2つあります。
入口が1つで、後から分かれる形式ではありません。
そして、入口には、チケットを見るための詰所のような場所もありますが、実際にチケットやフリーパスはホーム前で確認するので、誰も居なくて、ただの物置のようになっています。
その詰所も、若干移動遊園地のニュアンスが入っているのか、ドイツ製らしい蛍光色の豆球がたくさんついています。
一度キューラインに並べば、台数を多く動かしているため、列の進みは比較的良いです。
ホームの構造は乗り口と降り口が別々の対面型ホーム計2面です。
座席ごとの待ちスペースはありませんが、1編成の人数ごとに呼ばれるのでそれ程気になりません。
ホームには、1度に数編成が停まれるようになっており、誰かが乗車するときに、その前に乗っている人が出発し、出発すればすぐにまた前に出発していた編成が帰ってくる....と言う感じなので、効率がいいです。
また、レールがホームの部分だけ、パイプレールではなく、角型の口型鉄材でできています。
以前は荷物持ち込みで乗車するようになっていましたが、2010年上期ぐらいからは降り場にあるロッカーに預ける方式になってます。
乗車部分
2人共用のシートベルトをして、バーを手前に引いて出発です。
出発すると、90度曲がり、すぐ巻き上げとなりますが、巻き上げはかなり早い印象です。あっと言う間に最高点へと至達します。
巻き上げ終わった瞬間に、すぐ90度カーブとなりますが、この最初のカーブからかなりの遠心力がかかります。
また視覚的にも、囲いが何もないため、とてもスリル度が高いです。
その後は、直線→180度カーブの繰り返しで、遠心力の容赦ない連続攻撃が続きます。
よりによって、カーブ部分だけ、外側に突き出ているような構造になっており(写真参考)、視覚的に落ちそうな感覚になります。
自分がカーブの外側と内側になるのが交互に来るため、遠心力は均等に感じることができますが、
左コースの時は右側の人が、右コースの時は左側の人が、突き出しカーブの部分で外側になるため、よりスリルを感じることができます。
乗ったコース側と逆側の席を選ぶのがポイントですね。右コース→左側の席・左コース→右側の席
その後はゆるいカーブを180度曲がります。カーブしながら意外に下ってるのか、スピードが上がってきます。
カーブ直後に、とても強い横方向の衝撃がありますので、身構えておきましょう。
さらにその直後に、非常に強いブレーキが一瞬でかかり、ほぼ停止状態になります。
横方向の衝撃→非常に強いブレーキ。
この流れは非常にテンポ良く襲ってくるため、体を痛めないように注意しましょう。
ブレーキで一旦停止した後は、すぐに進み、90度カーブ→直線→90度カーブの順でまた方向転換します。
方向転換した直後に、まとまったドロップがあります。これが意外にあなどれず、ちゃんとした落下感があります。
そしてまた90度カーブ→直線→90度カーブで方向転換します。
その後は、小さなキャメルバックを1つ超えますが、連続するブレーキで非常にスピードも落ちているためか、
やっとこさ超えている感じで、あまり浮遊感もありません。
無理やり高度を上げようとせず、最下点で低空キャメルバックならもっと浮遊感を強くできたかもしれませんね。
その後はまたお決まりの90度カーブ→直線→90度カー(略
で、方向転換してから、トーゴみたくホップしてブレーキしますが浮遊感は0です。
ブレーキゾーンやけに長いですが、多分これは、数編成をブレーキゾーンに貯めれるようになってるのでしょうかね。
おまけ
キューラインにいる鼠の看板。
どっかの鼠の色変えたらこんなんになるような.......
とても小振りなコースターではありますが、コース展開は遠心力カーブ繰り返し→カーブとブレーキの衝撃→ドロップ→キャメルバックと、各エレメントのつなぎのテンポが良く、密度もあるため、非常にバランスが取れていると言えます。
また左右対称コースとなっているため、左右それぞれで違う感覚が味わえるのも良いことです。
左右あるのが良い点としては他に、客さばきが2倍になることと、片方が点検などしていても、もう片方は通常運転できるところが良いです。
その点は、「ダブル」のワイルドマウスを導入したナガスパの策略ではないでしょうか。
管理人にとっては、スリルという点において、ナガスパ1位であると思っています。
それだけ、「あなどれないコースター」です。
スチドラやホワサイなど人気コースターの待ち時間が長かったら、こっちに行くのもありではないでしょうか。
意外に満足してもらえると思いますよ。
最終更新日:11/05/03
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