アトラクション概要 | ||
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最高高さ・最高速度・走行距離 | ||
No data | ||
最大落下角度 | ||
85° | ||
定員 | 安全装置 | |
6(名)/1編成 | U字バー | |
製造会社 | ||
TOGO | ||
走行時間 | ||
78(s) | ||
「ウルトラツイスター」に関する評価 | |||
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スリル | 70 | ウハウハ感 | 50 |
乗り心地 | 60 | カリスマ性 | 55 |
デザイン | 70 | オリジナリティ | 85 |
個人的イメージ | 60 | 総合得点(平均点) | 64 |
2006年8月の乗車感想
初めてのウルトラツイスター・初めてのハートラインロール等々、当時はかなり怖く感じました。
当時の心境としては、ハートラインロールよりも、巻き上げとファーストドロップの方が怖かったです。
とにかく、なにもかもが初めてだったので、結構怖がっていたことだけ頭に焼き付いています。
2008年8月の乗車感想
やっぱり、あの垂直巻き上げは怖かったです。
多分、管理人が今まで乗ったコースターの中で一番スリルを感じるのはこの部分です。
多分、今でも怖いと思います。
それはなぜか。巻き上げの下は、ホームに向けてレールが繋がっていないからです。
詳しくはコースレイアウト説明の時に説明します。
そして、巻き上げの次にやってくる85°のドロップは、高さの割に迫力が凄かったです。
上段から下段に移る時のブレーキは、非常に急に感じました。
これは、急にレールが途切れているところ(上段の一番端)まで、とても少ない距離でブレーキをかけなければならないからです。
そして、ハートラインロールは、激しい動きをしている割に、滑らかな動きをしていました。
その時に感じたことは、これがTOGOらしさなのかなぁ...と、言うことです。
そして、あの安全装置も何とかしてもらいたいものです。とても窮屈に感じました。
普通のU字バーに加え、シートの両側には柵のようなものがあり、手などが出せないようになっています。
安全性はバッチリなのですが、同じ安全性で、もう少し開放感を出すことは、TOGOの技術力ならば出来ただろうと思います。
ナガシマスパーランドにあるこの「ウルトラツイスター」ですが、TOGOの名作でもあります。
当時、「レールはライドの下か上にある」が常識でしたが、このウルトラツイスターは、レールがライドの左右にあります。
これは、かなり画期的なもので、より精密なハートラインロールを実現することができました。
このレール構造で、この「ウルトラツイスター」を除くものは、今でも数少ないです。
この構造は、特許も申請されているようです。
また、垂直巻き上げをして、ほぼ垂直に下るコースターは、当時では珍しいものでした。
急発進から垂直上昇垂直落下のトップハット系マシンは少し前からありましたが、やっと最近になって、垂直に巻き上げをして垂直又は垂直以上の角度で落下するコースターが出てきています。
「ウルトラツイスター」は、ある意味で、そのようなコースターの先がけと言えると思います。
http://www.rcdb.com/m/ja/ig3534.htm?picture=15
http://www.rcdb.com/m/ja/ig4162.htm?picture=23
「ウルトラツイスター」は、国内外問わず、ある程度生産されました。
巻き上げが通常のコースターのように、垂直でないものや、上段から下段に移る部分がダイブドロップになっているものなど、様々なタイプが製造され、モデルはあまり統一されていなかったようです。
では、かなり特徴のあるコースレイアウトを説明していきます。
全体的な説明としてはこんな感じ⇒
発車後、ライドが後ろ向きに進む。
その後、一旦停止し、レールもろとも上向きになる
その後、垂直に巻き上げ。
巻き上げ後、85°の急角度でファーストドロップ
その後、キャメルバックを一つ越える
その後、ハートラインロール1回
その後、ブレーキがかかり、リフト構造で下段に移る
その後、少々ドロップし、ハートラインロール2回転
その後、ブレーキ。ホームに戻る
と、言葉で表すだけでは難しいので、詳しく解説していきます。
今回も毎度のことのように写真が少ないので、ロブさんの力を借ります。
まずはロブさんの動画で、ウルトラツイスターの基本構造を見て下さい。
そして、写真とともにコースレイアウトを説明していきます。
まずは巻き上げとファーストドロップから。
タワー状になっている左側が巻き上げで完全に垂直ではない右側がファーストドロップです。
動画のように、巻き上げの最下点は、リフト構造になっていて、レールごと上向きになり、巻き上げに移ります。
ファーストドロップを正面から撮った写真です。
ファーストドロップは、スペック以上の迫力があり、ちょっと驚きます。
その割には、意外と、ファーストドロップ最下点でのGは少なめだと思います。
もう少し全景の分かる写真です。
ファーストドロップから1回目のハートラインロールまでの流れはスムースで、見た目より体への負担は少ないです。
と、同時に、ウルトラツイスターの中で一番メリハリがあり、楽しい区間でもあります。
しかし、その後のブレーキは非常に乱暴な動きとなっています。
どうあがいたところで、ブレーキゾーンで体は前に飛ばされる様に動きます。
そのため、体がハーネスに食い込み、ちょっと痛いです。イメージダウンです...
ブレーキゾーンで完全停止したライドは、リフト構造で下段に移ります。
下段に移ったライドは、ちょっと下がって、2回転のハートラインロールに向かいます。
写真はハートラインロールで回転中のライドです。
2回転のハートラインロールの繋ぎ部分には、少々の直線があります。
この直線をなしにして、純粋な2回転連続のハートラインロールにすれば、もう少しスリルが増したと思うのですが...
まぁ、この直線区間は、アクセントと見るかムダな直線と見るのかは人しだいですね。
2回転のハートラインロールを終えた後は、ブレーキをして、ホームに戻っていきます。
この「ウルトラツイスター」だが、ライドをレールごと角度変化させてしまうリフト構造があったり、垂直での巻き上げなどがあり、見ている方もライドの動き方で楽しめるマシンだと思う。
と、同時に、見た目が普通のコースターとは大違いなため、乗車経験がない人にとっては、怖さを増幅させているのかもしれない。
ファーストドロップはあまり高さがないから...と、油断して乗ると、予想以上の迫力に驚く。
それに、ハートラインロールは怖そうだなぁ...と、見ている側は思っていたとしても、実は予想以上にハートラインロールは滑らかだったりする。
スリルもある程度あるし、全体的な乗り心地も悪くはない。
しかし、巻き上げの不規則な速度変化や超急ブレーキだけは、改善してもらいたかった。
見ていて楽しい、乗っていても楽しいコースターだが、ちょっとだけ改善点のあるコースターだ。
最終更新日:09/4/4
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